そうぶんぜ

逆から読んでね

チョロカラ派生ソート #チョロカラはいいぞ

11/30 チョロカラ版深夜の60分一本勝負「#チョロカラはいいぞ」


#チョロカラはいいぞ!&祝!派生ウィークhttps://twitter.com/chorokara_32/status/1057577028147245056ということで、チョロカラ派生ソートを作りました。

好きな派生を再確認するもよし、まだ見ぬ派生CPを発掘するもよし、明日からの派生ウィーク何書くか決まらね~~~~誰でもいいから派生考えてくれ~~~というあなたもぜひぜひご活用ください!


以下説明文とCP一覧です。

概要と遊び方

好きだと思う方の派生CPを選んでください。
通常派生(両方男)/F6を含む/女装・女体化系で絞れます。
ソートに含めるジャンルをチェックしてからSTART ボタンを押してスタートして下さい(全部の場合は全項目に✔︎を入れてください)
※JAガテはあかつか村と厚労省ポスターの2種を()書きで注釈してあります。
※女神は女装ではなく通常の方に含めてあります

作成にあたり、参考にさせて頂きました。:一カラ派生CPソート


なお、このソートの作成にあたり、たくさんの方にアンケートやDM等にてご協力頂きました。まとめてとはなりますが、この場を借りて感謝いたします。


・派生ソース:
チョロカラ派生一覧(ソースあり) - Google スプレッドシート

派生CP一覧(最終更新:2018年11月30日)

アンケートでお答え頂いた皆様の推し派生CPに加え、前回の派生ウィークやpixivに投稿されているものなど出来る限り足しています。
CP名の名称違い/推し派生CPが入っていない等ありましたら、jyougesayu32★gmail.com(★→@)もしくは真下🍱(@123msm_)さん | Twitterのダイレクトメッセージ等でお知らせください
もしあなたが知らないCPがあっても誰かの萌え。「何それ?」と思っても是非検索してみてください!

ア行

アポポセ(アポロン×ポセイドン)
田舎松(瓶底眼鏡チョロ松×芋カラ松)
イモウサ(ワンダーランド)(イモムシ×ウサギ)
駅架羅(駅員×架羅)
狼ウサ(人狼×ウサギ)
オタドル(ドルオタ×AQUAカラ松)

カ行

海賊(海賊チョロ松×海賊カラ松)
カジブル(カジノ×怪盗ブルー)
カジマフィ(カジノ×マフィア)
カジラメ(カジノ×モンローラメ男(ドラァグクイーン))
蟹カラ(蟹工船×通常カラ松)
蟹バス(蟹工船×バスケ)
蟹マフィ(蟹工船×マフィア)
蟹マメ(蟹工船×マーメイド)
キジ犬(地元のキジ×地元の犬)
記軍(新聞記者×軍服)
キラ天(天使キラー×天使)
警館(なごみ警部×なごみ館主)
警ブル(パチンコ警察×怪盗ブルー)
検弁(検察官×弁護士)
賢武(賢者×武闘家)
紅茶(紅茶チョロ松×紅茶カラ松)
極花(極道×花屋)
極天(極狼×天使アイドル)
極狼(極狼チョロ松×極狼カラ松)

サ行

さご三(西遊記)(沙悟浄×三蔵法師)
シアクトゥ(クトゥルフ神話)(シアエガ×クトゥルフ)
シア神(シアエガ×神父)
シアカラ(シアエガ×通常カラ松)
JA架羅(バンド)(JADE×架羅)
JAガテ(JADE×ガテン(厚生労働省のポスター))
JAガテ(JADE×ガテン(あかつか村))
JA極(JADE×極道)
JAヒラ(JADE×平社員)
シコヒラ(忍者シコ松×平社員)
シコGS(忍者シコ松×グラサン風来坊)
シト架羅(シトラスチョロ松×架羅)
執館(執事×なごみ館主)
執弁(執事×弁護士)
車ヒラ(車掌×平社員)
小営(※チョロカラ)(小説家×営業)
小ヴァン(小説家×ヴァンパイア)
小ベル(小説家×ベルボーイ)
書ドラ(書庫の番人×ドラゴン研究家)
書バス(書道家×バスケ)
書フェン(書庫の番人×フェンリル)
書ポセ(書庫の番人×ポセイドン)
書ベル(書庫の番人×ベルゼブブ)
書番(書生×番長)
白ラン(白ランチョロ松×白ランカラ松)
新品組(新品組チョロ松×新品組カラ松)
スッキリ松(シトラスチョロ松×AQUAカラ松)
スチームパンク(新聞記者×賞金稼ぎ)
ゾンビ(ゾンビチョロ松×ゾンビカラ松)

タ行

大青(大天狗×青行燈)
大烏(大天狗×烏天狗)
地英(地理教師×英語教師)
チフオナ(カジノ)(チーフ×オーナー)
チャイナ(チャイナチョロ松×チャイナカラ松)
ちゃんとしたチョロカラ(ちゃんとしたチョロ松×ちゃんとしたカラ松)
丁唐(伝奇)(緑土丁呂介×青戸唐次)
丁花(緑土丁呂介×花屋)
陶郵(陶芸家×郵便屋)
百青(百目鬼×青行燈)
百烏(百目鬼×烏天狗)

ナ行

南極調査隊(南極調査隊×南極調査隊)
ノワール(松ノワールチョロ松×松ノワールカラ松)
ノワチャイ(松ノワール×チャイナ)

ハ行

ピエゾン(ピエロ(マッドクラウン)×ゾンビ)
びよガテ(美容師×ガテン)
びよ弁(美容師×弁護士)
兵学(日本兵×学生)
ベルギク(ベルフェゴール×カーラ・パインフィールド(ギーク))
ベル神(ベルフェゴール×神父)
ベル天(ベルフェゴール×天使)
ベルベル(悪魔)(ベルフェゴール×ベルゼブブ)
ヴァンパイア(ヴァンパイアチョロ松×ヴァンパイアカラ松)
ブレギク(チョロリー・パインフィールド(ブレイン)×カーラ・パインフィールド(ギーク))
プリ踊(アラビアン)(王子(アラビアン)×踊り子(アラビアン))
プリキン(プリンス×キング)
プリンス(プリンス×プリンス)
プロサー(プロデューサー×サーカス)
プロ天(プロデューサー×天使アイドル)
プロヒラ(プロデューサー×平社員)
プロ弁(プロデューサー×弁護士)

マ行

マネ天(マネージャー×天使アイドル)
マフィア(マフィアチョロ松×マフィアカラ松)
マフィカラ(マフィア×通常カラ松)
六つ子様(2期1話Aパートチョロ松×2期1話Aパートカラ松)
"めがしん(女神×神父)
めがじへ(女神×カラ松事変)
めが天(女神×天使)
めがマフィ(女神×マフィア)
面カラ(面接官×通常カラ松)
面架羅(面接官×架羅)
面社(面接官×社長)
面平(面接官×平社員)
面弁(面接官×弁護士)

ヤ行

郵天(郵便屋×天文学者)

ラ行

リーウサ(サラリーマン×ウサギ)


F6関連

JA肉(JADE(バンド)×F6カラ松)
ジニカラ(F6チョロ松×通常カラ松)
ジニ肉(F6チョロ松×F6カラ松)
チョロ肉(通常チョロ松×F6カラ松)

女体化/女装(順不同)

じょし松(チョロ子×カラ子)
執姫(執事×姫)
ヴァン姫(ヴァンパイア×姫)
BANANA(BANANA回チョロ松×BANANA回カラ松)
警まほ(なごみ警部×魔法少女)
チョロカラ子(通常チョロ松×じょし松カラ子)
極さげ(極狼×BANANA回カラ松)
丁さげ(緑土丁呂介×BANANA回カラ松)
まほ唐(魔法少女×青戸唐次)
イモまほ(イモムシ×魔法少女)
めがまほ(女神×魔法少女)
羊まほ(羊×魔法少女)
魔法少女(魔法少女チョロ松×魔法少女カラ松)
執まほ(執事×魔法少女)
マフィラメ(マフィア×モンローラメ男(ドラァグクィーン))
プリまほ(プリンス×魔法少女)
リンまほ(魔法使いチョロリン×魔法少女)
兵器少女(兵器少女チョロ松×兵器少女カラ松)
ロ美カラ(チョロ美(オカマ)×通常カラ松)
ロ美架羅(チョロ美(オカマ)×架羅)
ロ美初(チョロ美(オカマ)×初日(タクシー運転手))
ロ美バス(チョロ美(オカマ)×バスケ)
ロ美ヒラ(チョロ美(オカマ)×平社員)
ロ美ホス(チョロ美(オカマ)×ホスト)
ロ美マフィ(チョロ美(オカマ)×マフィア)
ロ美ラメ(チョロ美(オカマ)×モンロー・ラメ男(ドラァグクイーン))

初めてのアイドルコンサート

高校時代の友人から久しぶりにメールが来た。
Citrusって知ってる?」
ただそれだけの単純なメッセージだ。
シトラス。柑橘?
人気のアプリの名称だろうか。はたまた新しいファッションブランド?
とにかく心当たりがない。そもそも、彼女と私は同じ友人グループの一員ではあったものの、個人的に話したことは数えるほどしかない。
栗色の髪を三つ編みに編んで、口に手を当てて小さく笑う姿が印象的な子だった。いい子ではあるけれど、それ止まり、みたいな。
「なにそれ知らない」と突っぱねることも出来たけれど彼女の話に乗ってみることにしたのは、その友人からの連絡の珍しさと、その頃ちょうど4年付き合った恋人と別れたばかりでどこか寂しかったから、はたまた別の理由があるかもしれない。
どれにしたって、平常の私だと取らない対応であった。

彼女いわく、Cirrusとは2人組のアイドルユニットで、今は全国ツアー中らしい。
東京でのコンサートのチケットが取れたけれど、一枚持て余しているから、友人グループで唯一上京した私に声をかけた、と。

Citrus」と聞いても、あんまりピンと来なかった。
十四松くんは知ってた。深夜のバラエティによく出てる子。確か、アクロバット能力がやばいんだよね。
名物司会者のパンツのおじさんとか、大御所芸人のイヤミがなんだかんだ気に入ってる子。なにが面白いんだか、って感じだけど、声をかけてくれた彼女も十四松くんが好きらしい。
隣の子は本当に初見。正直、写真見ても全然ピンと来なかったし。
FruityとAQUAと同期なんだって。申し訳ないことにその二つも名前くらいしか知らないけど、この間の月10でW主演してたのがFruityのおそ松くんとAQUAのカラ松くん。主題歌をどっちが務めるかでファンが揉めたとかなんとか(結局、ヒロインの橋本にゃーちゃんだった。あの曲好き)。
深夜バラエティーのCitrusと月10のほか2組。その差はさすがに私だってわかる。
だから、正直同期デビューの話を聞かされてちょっとハズレかな、なんて思っちゃった。
どうせなら「月10のおそ松くん見てきたんだよ〜」って言った方が自慢できるし。

そんな感じでファンの子には本当に申し訳ないくらいに、なんもわからない状態で赤宿駅に。赤宿なんて高校の時以来だわ。代々塚体育館なのに、代々塚が最寄りじゃないんかいつって。
道中でAQUAの赤浜アリーナ公演の看板を見て、「体育館て」と思ったりした。

数年ぶりに会う友人は全身がひまわりみたいに黄色いワンピースで、大きなトートバッグの端からはうちわの柄がはみ出していた。腕には「14」の刺繍が入ったリストバンド。
内気で地味な子だったからびっくりした。
彼女は私を見つけると照れ臭そうに笑った。
「十四松くんは私の太陽なの」
へえ、そんなもんか。
だけど、制服姿の彼女より、今の彼女の方が数十倍可愛いのは確かだ。

彼女が十四松くんのファンだということで、私はもう片割れのチョロ松くんのうちわを買った。
どうせコンサートに行くんだし、いい記念になるかな、なんて。
アイドルのファンは、三年くらい前にFUJIO ROCKのライブを見に行った時とはまた違って新鮮だった。もちろんどちらも殆どが若い女の子であることは変わりはないのだけれど、こちらはギラギラ感が薄い。
いわゆる戦闘モード、みたいな子よりかは、中学生がお金貯めて来たんだろうな、みたいな微笑ましさが強い。かと思えば、私たちと同年代くらいのスーツを着たお姉さんが開演3分前に駆け込んできたりしファン層の幅広さを感じたり。
みんなに共通しているのは、すごくキラキラと目を輝かせていること。小学生からおばあちゃんまで初恋みたいな顔してんだ。アイドルってなんか凄いな、と思った。
ひまわりみたいな明るい黄色のワンピースと地味目だけど上品なライムグリーンの二人組の女の子たちに囲まれて、一人、普段着の私はなんだか世界に取り残されているような気がした。
ペンライトと、知らない男の子のうちわだけがあの時の私をここに引き止めてくれていた。


暗転。
モニターに映像が流れる。
二人が映るたびに沸き立つ客席。ただの写真なのに。それほどまでにアイドルってやつのパワーは大きいのだろうか。
画面も切り替わり会場は一瞬の静寂に包まれる。
アルバムのリード曲のイントロとともにピンスポが当たるステージ。
さすがにびっくりしちゃった。だって、まさか宙づりになって現れるだなんて。

今回のツアーのテーマは、宇宙飛行。宇宙服のような衣装に身を包んだ二人は軽やかに客席の上空を飛び回る。
きゃあ、と沸き立つ客席。その手元で光るペンライトは彼らに照らされる星のようだ。
まるで魔法のような幻想的風景に目を奪われているうちに、メインステージに降り立った彼らは先ほどまでのさわやかさとは一転、激しいダンスナンバーを踊り始める。
あ、これ聞いたことある。確か、バレーボールのタイアップ曲だ。バレーの解説のバックで流れていた時は、まさかこんなにバッキバキに踊る曲だなんて思わなかった。
そう、まるで風だ。彼らの手足は無重力であるかのようにしなやかに舞い、軽やかに飛ぶ。自由自在に四肢を操って、思うがままに舞う姿は、彼ら自身が風になったかのように美しい。
アイドルなんて、歌もダンスもそこそこで顔だけがいいものだと思ってた。
そのイメージを、彼らはたった5分足らずで覆してしまった。
Citrus、侮れない。

そこから先はもうそのダンスに釘付けで。
十四松くんは元から聞いていた通り、身体中がゴムでできているかのようにぐるんぐるんと飛び回る。雑技団かっての。
その迫力に客席はわっと湧きたち、コンサートは盛り上がる。
クロバット成功させた時に、口を大きく開けてにぱっと笑うのがなんだか可愛らしい。
でも、私の目を奪ったのは、驚くことに名前も知らなかったチョロ松くんの方だった。
十四松くんに比べて顔立ちも地味だし、リップサービスも下手くそ。たぶん、アドリブにも弱い。正直、あの同期6人並べられても一番選ばないタイプの顔。
だけど、抜群にダンスがうまい。
十四松くんの自由さとは対照的に、とにかく正確だ。どんな振り付けでも指先一本一本までサボらない。とにかく、所作が美しい。
涼しい顔をして踊る姿から目が離せない。
自由奔放で無邪気な十四松くんとマニュアルタイプのチョロ松くん、一見すごく噛み合わなさそうに見えて、二人並んでるとすごくしっくりきた。
お互いの足りない部分を互いで補いあっている。そのことで、より大きな相乗効果が生まれる。
ユニットってすごい。アイドルってすごい。

ライブの終盤で二人がトロッコに乗る演出があった。
後ろの方の席だったけれど、その時は二人が二階席まで来てくれた。
十四松くんが投げキッスやエアハグをするのに対してファンの子達が黄色い歓声をあげる中、チョロ松くんはどこか遠慮がちで、そこまで派手めなファンサービスをしないからか、きゃあ、の声も十四松くんより小さい。
チョロ松くんのトロッコがこちらに近づいてくる。
私はこういう時どうしたらいいのかわからなくて、先ほど買ったうちわを胸に、ただ呆然とトロッコを見ていた。
ロッコ越しに目が合う。
彼は私に気づくと、口パクで「ありがとう」と言った。
突然の出来事に固まる私の肩を友人が叩く。気づいた時にはもうトロッコはとうに通り過ぎていた。
ええっ、まじ?
さっきまで遠いステージで踊ってた人だ。それどころか、名前も先週知ったばかりで。そんな遠いところにいる人が、私を?
この時の感情をうまく言葉にするのは難しい。けれど、あの顔を忘れられないのだけは確かだ。

ファンなんて、アイドルにとっては有象無象のただの金づるだと思ってた。
ファン(その時は私はファンではなかったのだけれど)をちゃんと大切に思っているアイドルがいるのだ、とその時初めて知った。それは、さながら、太陽が西から昇るくらいには私にとって衝撃的だった。
別にアイドルに個人として認められたいわけではない。ゆえに、この先いつかアイドルにハマってもファンサービスを求めたりはしないだろう。
ただ、彼のファンで居られる少女はなんて幸せ者なのだろうか、と思った。それが少し羨ましいとも。

「次はもっと大きな会場で会おうね」
最後の曲の前の挨拶で彼が真剣な目をして言った。それは、MCやトロッコで見せる下がり眉のどこか自信なさげな笑みとは違って強い決意を感じられるものであった。
私はその言葉に迷わずに頷いていた。絶対に、この体育館より大きなアリーナ、いや、ドームでも彼らのダンスは映えると思った。

あのライブから1ヶ月ほど経った。
あのあと、特に何もしなかったのだけれど、今はただ、友人と行ったライブが楽しかったなあ、という良い思い出だけがふわりふわりと思考の片隅で漂っている。
あとは、テレビで見た時に「お」と思うようになった。でも本当にただそれだけ。さえない独身OLが一夜限りの夢を見た、ただそれだけである。
あの日のうちわは未だテレビ台の前から片付けられずにいる。